東京生活リスタート

再び東京で生活を始めるための大仕事をしています。家を3年近く、ほとんど手入れもせずに放っておくといろんなことが起きる。

久しぶりに戻ってきた我が家は、まず、元栓を開けてもガスが出なかった。前回一時帰国したのが今年の1月下旬。その後約10ヶ月、元栓を閉めっぱなしにしていたせいで、ガスの圧力が低下して、元栓を開けてもガスが戻ってこない。前回帰ってきたときも同じことがあったので覚悟していたが、14時間フライトの末に、夜7時過ぎに家に辿り着いてお風呂にも入れないんじゃ悲しい。

でも、東京ガスは、偉い! こういう状況には24時間対応してくれるのだ。電話をしたら1時間ほどで担当者が来てくれてガスを復活してくれた。これでようやく、日本に帰ったときの最初の楽しみ、Japanese Hot Bathに入れる。

次に、電池の類。居間の壁面の時計が電池切れで止まっていた。さらに暖房を入れようとエアコンのリモコンのスイッチを入れようとしたら、これまた電池切れで液晶画面が真っ白。スイッチに反応してエアコン自体は動き出したものの、暖房が入ったのか、冷房が入ったのか、設定温度が何度なのか、まるで分からない。もの入れをゴソゴソ探して、どうやら買い置きの電池を発見。新品の電池に入れ替えて時計とリモコンがどうやら回復した。他にも、金庫のカギ部分も電池切れで焦ったが、電池を入れ替えたら暗証番号などの設定は生きていた。ひと安心。

帰国当日は、熱いお風呂に入り、コンビニで調達した夕食を食べて、ワシントンで目覚めた後に38時間も続いた長い長〜い一日を終えて早々に寝てしまった(といってもすでに東京時間の夜11時ごろだったけどね)。

翌朝、何とか生活を始められる準備をしようとキッチンの点検。調味料や少しばかり残しておいた日持ちのする食材も、ほぼすべてが日切れ。なにもかも、きれいさっぱりゴミに出して、買い出しに行く。何だかとっても新鮮な気分。以前フルタイムで仕事をしていたときには、いつ買い物ができるか分からないので、なんでもかんでも買いだめする習慣がついていて、いつも冷蔵庫・冷凍庫は満杯状態で、結果的に捨てるものも多かった。あの生活スタイルは卒業しようと思う。これからは、その時必要なものを必要なだけ買ってシンプルに暮らそう。

主人のアメリカ赴任の話が最初に出た2007年当時は、戸建ての家に住んでいた。借地に立っている家で、ちょうど借地権の更新時期が近づいていた。更新をして戸建ての家を留守宅にするのはセキュリティや管理のことを考えると気が進まず、思い切って手頃なマンションを探して引っ越しをした。主人ともども忙しい最中の引越で、全部業者にお任せで引っ越しをして、引越後に荷物の整理もできないまま、半年足らずでそこを留守宅にして渡米してしまった。

3年前に出来なかった引越後の荷物の整理を、船便でアメリカから送った荷物が届く1月中旬までに済ませてスペースを作らなくてはならない。これが一大プロジェクト。捨てられるものはどんどん捨てて、生活をシンプルにリセットしようと決心して、これから家財道具大整理プロジェクトを始めます。