Country Music Hall of Fame

6月にクリーブランドのRock ‘n’ roll Hall of Fame(ロックの殿堂)に行ったが、ナッシュビルには当然、Country Music Hall of Fame(カントリーの殿堂)がある。

こちらはRockより歴史が古くて1961年にCMA(カントリー音楽協会)が設立したもの。以前はナッシュビルのミュージックロウと呼ばれるスタジオやレコード会社が集まる一角にあったのだが、2001年にダウンタウンにピアノの鍵盤を象った建物を建てて移転。カントリーの歴史やさまざまな展示が見られる。

音響の設計がすごく凝っていて、ごく限られた範囲だけクリアに聞こえるようにスピーカーが配置されていたり、ちょっと奥まったスペースで名曲がじっくり聞けたり、音楽の博物館としてとても興味深いところでした。

ヒルビリーの時代から、最近のキャリー・アンダーウッドやテイラー・スイフトなどの若手まで、カントリーの歴史と現在が分かる。カントリーは古い音楽じゃなくて、生活を何でも歌にして、ロックもジャズもみんな取り込んで、現在はまたとても盛んになっている。とても懐の深い音楽というのが印象でした。

たまたま午前中11時過ぎから見学していたら、雷と俄雨に振り込められた。ガラス張りの屋根を流れ落ちていく滝のような雨をみながら、ロビーの一角にあるレストランでランチにした。レンズ豆のスープとターキーサンドイッチ、とてもおいしかった。