KFCのダブル・ダウン・サンドイッチ

KFCケンタッキー・フライド・チキンから新しいメニューが発表されました。4月12日から6週間の限定メニューで登場するそうですが、すごい物議をかもしています。

名前はDouble Down。２枚のチキンカツの間にベーコンとチーズが挟まっている「サンドイッチ」。サンドイッチといってもパンはなし。

IT’S REAL（こいつはホンモノ！）というキャッチコピーで登場したダブル・ダウン。食べたいですか？　おいしそうに見えます？

「みんなエイプリルフールの冗談だと思っていたのに、ホントらしい」というわけで、いろんなメディアがこぞって取り上げて、まあ、宣伝効果は抜群なので、物見高い人たちが食べにいくでしょう。

いったい、どのくらいカロリーがあるんだ？と思いますけど、KFCが発表しているのは、540キロカロリー。ほんとにそんなもので済むの？　ビッグマックとほぼ同じだそうです。塩分は多くて1380ミリグラムだそうです。18歳から24歳の男性を想定ターゲットに開発された商品だとか。

カナダ・トロントの情報サイトでは「That’s why you’re fat」（だから君たち太るんだよ）というタイトルで紹介されてました。まあ、私もそう思います。

写真の見た目より少し小ぶりで片手で持って食べられる大きさ。18歳〜24歳の若者なら、これひとつで済むはずもなく、他のバーガーとかポテトとかを、コークと一緒に食べて、結局は1000キロカロリー超の食事になるはず。ただ一片のの野菜も使われていないところも気になりますよね。肥満対策が叫ばれる中で、時代に逆行するようなこの新メニュー。

日本ではパンを使わないハンバーガーとして、レタスバーガーというのがモスバーガーにあったと思いますが、アメリカの発想はパンの代わりにフライドチキンを２枚使っちゃおう、というもの。日米の発想の違いが、なんとも...（That’s why you’re fat...）