残暑お見舞い

みなさん、残暑お見舞い申し上げます。

お盆で夏休みの方も多いと思いますが、日本から届くニュースは台風、大雨、地震と楽しい夏休みに水を差す話題ばかり。みなさん、何ごともないと良いのですが。

ワシントンDC周辺の夏は、昨年は毎日のようにThunderstorm(スケールの大きな夕立みたいなもの)があって、気温が高く蒸し暑くて、東京と変わらないじゃないかと文句を言っていましたが、今年は涼しく過ごしやすい日が続いていました。

ところが、昨日からやってきましたHeat Wave:熱波。昨日の最高気温は華氏98度(摂氏37度)。久しぶりに冷房全開。夜10時を過ぎても80度(27度)くらいありましたが、夜中に72度(22度)くらまで下がって、結局、熱帯夜にはならずに済みました。
今日も91度(33度)くらいまで上がりましたが、風があるので昨日よりずっと過ごしやすい。湿度を調べてみたら55%でした。こちらではみんな「蒸し暑い」と言っていますが「日本ではこれは蒸し暑いうちに入らない」と教えてあげています。

ところで、こちらの天気予報では、湿度はもちろん使われますが、湿度を現すのにDew Pointという指標が使われます。Mountain Dewという清涼飲料水がありますけど、Dewは、露・しずくの意味。現在の空気の状態でどこまで温度が下がったら空気中の湿気が露の状態になるかを示す数値。例えば現在が華氏80度でDew Pointも80度だったら湿度100パーセント。実際の気温とDew Pointの差が大きいほど空気が乾燥しているというわけ。

テレビの天気予報を見ていると、湿度の高い夏に天気予報でDew Pointが表示されることはあまりない。春や秋の乾燥して爽やかな気候の時に、Dew Pointを表示して、”爽やかさ”を示すのに使われているような気がする。
夏の蒸し暑い時の天気予報には、天気図の上に大きな文字で、それも赤だったり黄色だったり目立つ色で「HUMID!!」とか書かれていることが多いみたい。今日もそんな日です(湿度55%ですけど)。

もうひとつ、真っ平らなアメリカならではの天気予報かなと思うのが、Storm Warning。雷雲が移動してきて、いつ雷雨になるか、市や郡ごとに分単位の予報がでる。
高層アパートの12階にある我が家のリビングは、視界を遮る高い建物がないので遠くまで見渡せる。昨年の夏は、夕方になると毎日のようにStorm Warningが出て雷雨に見舞われていたのですが、テレビで天気予報を見ながら、遠くから黒い雲が近づいてきて雷雨になり、しばらくすると雨が上がって黒い雲が東の方に去っていくのを、眺めていたものです。Fascinatingでした。

天気に関する言葉で、gloomyという表現がある。私は、雨模様で空が暗くて鬱陶しいという語感だったのですが、気温の高い時にgloomyは使わないそうです。gloomyは、coldでrainyでdarkな感じだとか。じゃ、hotでrainyでdarkだったら?と聞いたら、「それはHumidよ!」 だそうです。

I learned something, today.

ワシントン周辺のHear Waveは今日までで、明日からはまた少し涼しくなるようです。(写真はワシントンの夏空です)