HAPPY BIRTHDAY, MS HELEN THOMAS

Mac5102009-08-05

本日8月4日は、バラク・オバマ大統領の48回目の誕生日。
ホワイトハウスでは、ホワイトハウス詰めの記者たちに報道官が毎日プレス・ブリーフィングをするのだが、今日のブリーフィングには、大統領自らが、火のついたローソクを立てたカップケーキを乗せたペーパープレートを持って会見場に入ってきた。
大統領と同じ8月4日生まれの女性記者、ヘレン・トマスの誕生日を祝うためだ。

ヘレン・トマスは1920年生まれ、今年で89歳。1961年のケネディ政権のときからホワイトハウス記者を務め、ニクソン訪中に唯一同行を許された女性記者、フォード、カーター、レーガン、(パパ)ブッシュ、クリントン、(息子の)ブッシュ、そしてオバマと、ほぼ半世紀のホワイトハウスを取材し続けてきた超ベテラン記者だ。今でも毎日、記者席の最前列・真ん中に座って、アメリカの政治を見続けている。”ホワイトハウス名誉記者”という貫禄だ。

ケーキを持って報道官たちとともに「♪Happy Birthday to you〜」と歌いながら入ってきた大統領は、ヘレン・トマスにケーキを手渡してローソクを吹き消してもらい、彼女の肩を抱いて並んで座って少し話をしたあとに、周囲を取り囲んだ記者たちにこう言って笑いを誘った。

「(ヘレンは)世界の平和と、偏見のない社会を願っているそうだ。それと、彼女と私は同じ誕生日の願いを共有している。本物のヘルスケア改革法案だ」

いつもは、最前列中央から噛みつきそうな表情で報道官をにらみつけているヘレン・トマスが、大統領に肩を抱えられて楽しげに笑っているのが印象的でした。

今日のブリーフィングの雰囲気をYouTubeでご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=IlvAYQefwt0