アメリカ人がなしでは暮らせないサイトTOP10

TIME誌が10 Essential Sites (We Can't Live without)と、2008年の50 Best Websits を発表している。TOP10のほうは、多くのアメリカ人がどんなサイトを見ながら暮らしているのか分かってちょっと面白かったので紹介してみます。

それぞれのサイトは以下のTIME誌のサイトからすべてリンクがあります。
10 Essential Sites http://www.time.com/time/specials/2007/0,28757,1812202,00.html

50 Best Websits http://www.time.com/time/specials/2007/0,28757,1809858,00.html

アメリカ人がなしでは暮らせないWEBサイトTOP10◆

Wikipedia
インターネットをする人なら必ずお世話になるウキペディア。日本語のウキペディアはまだ説明不十分、趣味的・恣意的に書かれていると思うものが少なくないけれど、英語版Wikipediaは、徹底的に書かれているというか、百科事典の体をなしていると思うことが多い。私はたいてい調べごとをするときには日本語サイトでざっと読んで(楽だからね、日本語は)、そのあとに英語サイトで情報を確かめるというのが習慣になってきた。

Yahoo! Finance
TIME誌の解説では、armchair investorsとmoney junkiesにとっては天国のようなサイトとのこと。アメリカの年金は401K、自分で運用をして年金額を増やしていく仕組みだからファイナンス情報が豊富に集まっているサイトは、とても便利らしい。

3 Craigslist
あらゆるものの「売ります」「買います」情報が掲載されているサイト。秋に海外赴任が決まっている農務省勤めの知り合いが先日ガレージセールをやった。肌寒い雨の土曜日で「最悪!どうなることやらと思ったけれど、Craigslistに案内を出しておいたら、開店前から人が集まってきてびっくりしたわ。最初に来たのはガレージセールのプロというかマニアの人たちだった」と言っていました。昔は新聞のClassified Adに載せていた個人広告は、今はCraigslistが主流です。

ESPN
スポーツ好きのアメリカ人は、まずこのサイトを開くのだそうです。ESPNとスポーツは同義語だとTIME誌は言っています。

5 Yelp
レストランやショップの紹介と評価を掲載するサイト。この種のものは星の数ほどあれど、全米規模で運営されていることと、心ない評価に対して、評価された方が言い返せるシステムを持つ。さらに今年からは店の側が直接評価した人にeメールできる仕組みを取り入れた。こうした仕組みのせいで、掲載される評価の信頼度が上がって利用者が増えているとか。

Facebook
日本ではmixiでおなじみのSNSソーシャルネットワークサービス)のサイト。アメリカではMySpaceFacebookが二大勢力ですが、TIME誌は、MySpaceをPC, FacebookMacだと例えている。MySpaceはユーザーは多いけれど、Facebookはデザインがお洒落でカッコよくて友達を探すのがスーパーやさしくて、プロフェッショナルと30代が好んで使っているからだと。最近のFacebookは日本語対応もされているようです。

Digg
ニュースを深掘りするサイトというかシステム。最近の新聞やテレビなどニュースサイトの記事には、最後にたいてい「Digg it」というボタンがついている。クリックするとDiggのサイトに飛んで、そのニュースに関連したその他の記事や投稿された意見を読むことができる。情報集めと人々がどう感じているかを知るのに便利なサイト。使い込んでいくと過去にDiggした履歴からその人の興味のあるニュースを推薦してくれる仕組みも始まるらしい。AMAZONが過去の購入履歴から「お奨めの本」を教えてくれるのと同じシステムですね。

Google
検索だけでなく、長時間かけてダウンロードせずにワード・エクセル・パワーポイントと同様の機能を提供するマイクロソフトに変わる存在でもあり、iPhoneなど携帯電話でも使えるようになった--など進化していくGoogleは必須サイトだとTIMEは言う。

9 TMZ
写真や映像満載の芸能人、有名人のゴシップサイト。スポーツサイト必須のアメリカ人が多いのと同様、まず開くのはTMZというアメリカ人も多い?

10 Flickr
画像を共有するサイトは数多く登場し消えていったもの多し。けれどFlickrは生き残った−−増え続ける写真を整理する使いやすいツールを提供しているからだとのこと。

と以上が「アメリカ人がなしでは暮らせないwebサイトTOP10」というワケです。

同時に発表された2008年の「50 Best Websits」から、私がブックマークしたものを二つ。

FreeRice http://freerice.com/index.php
国連世界食糧計画ハーバード大学が運営するサイトで、開くと英語の単語の意味を4択から答えるクイズがでます。正解すると10粒のお米が国連世界食糧計画に寄付されて飢餓に苦しむ人々に提供されるというシステム。出題される単語を音声で聴くこともできて、勉強になります。

urban dictionary http://www.urbandictionary.com/
スラング辞書サイト。スラングといっても新しい言い回しがどんどん投稿され、気に入ったものに投票できて「Word of the day」が選ばれる。1999年からあるサイトですでに390万語以上の登録がある。例えば最近の投稿から
California roll : 赤信号や一時停止で完全には停止しないこと。California stopとも言う。
用例:"She got ticketed for a California roll." (彼女カリフォルニアロール交通違反切符を切られちゃったのよ)

なにかの参考になれば幸いです。