ワシントン桜祭り

Mac5102009-04-01

この時期、日本から届くメールに多くの方からワシントンの桜はもう咲きましたか?というご質問をいただきます。
そこで、先週末からの雨も上がり、スッキリ晴れて風もなく暖かだった今日、行ってきました! 桜祭り。

ワシントンには1912年に東京市(まだ都ではなかった)が送った3000本と、1965年に送られた3800本に加え、こちらで苗木から育てられた若い木も含め、桜が本当にたくさんあります。

ナショナルパークサービスが大切に育てた桜が一斉に満開になる4月初旬のワシントンは、上野公園や千鳥ヶ淵に負けず劣らず美しい。ワシントンの桜祭りは「National Cherry Blossom Festival」と名のつく国が主催するイベントで、今年は3月28日(土)〜4月11日(土)が桜祭りの期間。

リンカーン・メモリアルの南側にあるTidal Basinと呼ばれる池をぐるりと囲む緑地に約4キロにわたって桜並木が続きます。ジェファーソン・メモリアル(写真)、FDルーズベルト・メモリアルなど記念碑が点在し、池でボートをこぎ出せば周囲をピンクに縁取られた水辺が美しい。

桜祭り期間中はワシントン市内全域で関連イベントが続きます。美術館・博物館では特別展示、サッカー大会やカイト大会などのスポーツイベント、パークレンジャーによるガイドツアー、特設ステージではコンサートやダンスなどのイベントが続き、「日本の味:寿司と酒の夕べ」イベントは気がついた時にはチケットが売り切れていた。4月4日(土)には大統領就任式のパレードも行われたペンシルベニア・アベニューで桜祭りパレード、最終日の11日土曜日の夜は花火大会、などなど。

日本にいる時に思い描いていたよりはるかに大規模なイベントでした。日本がどうこうは関係なしに、桜祭りはワシントンの人々にとって春の到来を告げる大切な催しになっているようです。

さて本日、毎週火曜日に通っている英語クラスのメンバー7人で繰り出しました。桜はほぼ満開。Tidal Basinの近くに着くと、まだ午前中10時過ぎなのにすでに周辺道路の渋滞が始まってた。スクールバスでやってくる子供たち、お年寄りのグループも多い。池のまわりを写真をとりながら散策し、ボートに乗ろうということになって、足こぎ式の4人乗りボート2台に分乗。先に立って歩いていたせいで漕ぎ手になってしまった。1時間のパドリング、明日は筋肉痛か?(いや、あさってかな)

ボートから下りて再び散策を始めると昼近く。周辺道路は駐車場待ちのクルマで渋滞、クルマの窓から写真を撮っている人も多い。日本の花見と違ってアルコール禁止なので、こちらの花見は散策しながら写真を撮り、桜の下でお喋りして春を楽しむという感じ。私は日本の花見より好きです。

ランチタイム、芝生にピクニックランチを広げるファミリーがあちこちに。近くのオフィスからランチを持って出てきたという会社員や政府職員のグループも多かった。
でもアルコールが入るわけではないし、カラオケする人もいないから、静かでのどかで、春うらら、でした。