パレードの最後はサンタクロース

そんなわけで、Thanksgivingはアメリカ人にとって初めてこの土地を開いた先駆者の苦労に感謝し、自分たちが1年間を無事に生き延びたことを神に感謝する日になっている。9割以上の世帯がスタッフイングしたターキーの丸焼きにクランベリーソース、コーンブレッド、パンプキンパイなど伝統の料理を作って家族が集まって盛大に食事をするのだという。 ここ数日スーパーはカートいっぱいに食料を買い込むファミリーでごったがえし、昨日から空港や高速道路は帰省ラッシュ。まさに日本のお正月の風景によく似ている。
祝日なので役所も企業も休み。普段は休まないデパートなどの商店もほとんど休み。集まって食事する以外に何かしないの?と友人のアメリカ人何人かに聞いたら、ニューヨーク5番街で朝9時から行われるデパートのメイシーズ主催のパレード中継をテレビで見るのだという。家族でパレードを見て、その後、昼ごろから伝統料理のThanksgivingディナーをゆっくり食べて一日を過ごすのだという人が多かった。
パレードについてアシュリーが教えてくれた話。「でね、華やかなパレードの最後にサンタクロースが出てくるの。これがクリスマスシーズンの始まり。ラジオの音楽が全部クリスマスソングになるのは、Thanksgivingの翌日からなのよ」