Gold Medal Scream

北京オリンピック、始まりましたね。
日本で見ていたお五輪放送とアメリカの五輪放送、だいぶ違います。 まず、こちらはNBCが放送権を独占していて、NBC系の2つか3つのチャンネルで常に何か放送しています。日本と決定的に違うのは、日本はHNKが放送の中心でCMが入らないのが基本ですが、こちらはどの局もCM満載。それもオリンピックのオフィシャルスポンサーのCMが多いので、かなり凝ったCMが見られます。
日本では日本人が活躍する競技しか実質的には見られないですが、ま、それはアメリカも大差ないかな。ただ、アメリカのほうが多くの競技でアメリカが活躍するので、同じチャンネルをつけっぱなしにしていても、30分ごとくらいに競技が変わっていく。昨日は、NBCを結構長い時間つけておいたら、ハンドボール、バスケット、バドミントン、ボート、馬術、サッカー、フェンシング、ビーチバレー、体操、水泳などなど、ずいぶん多くの競技を見ました。ただ、これまで柔道の放送は見たことがない。英語の解説で聞くのはとても新鮮です。
北京とアメリカ東部はちょうど12時間の時差なので、午前中に行われる競技がこちらの夜のプライムタイムに中継で見られます。前半戦はなんといっても競泳が注目です。マイケル・フェルプスが、マーク・スピッツの一大会7つの金メダル記録を破るかどうかをアメリカ人は楽しみにしている。個人的には、41歳、2歳児の母、ダナ・トーレスの活躍を期待しています。インタビューなど見ていると、母であることも競泳選手であることも同時に楽しんで成果を出している、輝いている女性だなと思っています。
ところで、日本でもSpeedの水着のこと、話題になっていますよね。こちらでも何度もニュースで取り上げられて「Technological Dopingと呼ぶ人もいる」そうです。「Speedの水着で困った立場に立たされているのが、日本のコースケ・キタジマだ。彼は日本のナショナルブランド、ミズノと契約があるけれど、今回はSpeedを着ることになったらしい」などとニュースで紹介されていました。
金メダル取りましたね、コースケ・キタジマくん。彼はアメリカでもかなり有名で、NBCのオリンピックコマーシャルにもアテネで金メダルを取ったときのガッツポーズの映像が使われていました。
その両手を挙げてのガッツポーズ、今回も見られましたね。こちらの放送では「アテネの時から有名なGold Medal Screamが今回も出た」とコメントされていました。
表彰式の時のNBCのコメントが「日本と中国は過去にさまざま軋轢があったが、今回のオリンピックで中国の人々は日本でもアメリカでも活躍すると暖かく声援してくれる」と言っています。