ポトマックリバークルーズとアレキサンドリア

家人が仕事で口座を開いたからなのか、銀行が主催するポトマック川のリバークルーズに誘われて行ってきました。
金曜日の午後3時。スタート地点はアーリントンの南に隣接するアレキサンドリア。古い家並みが残る趣のある町で、地下鉄の駅から伸びる「Old Town」と呼ばれる一帯は煉瓦敷きの歩道が続き、レストラン、カフェ、骨董品や雑貨を売る店、画廊、ブティックと洒落た店が続く。横浜元町という感じですね。夏休みの金曜日の午後、町はけっこうな賑わいでした。
その「Old Town」の突き当たりに桟橋があってクルーズ船Cherry Blossom号が待っていました。

銀行の招待客の貸し切りらしく、中高年のカップルが次々に乗り込んで、バーで飲み物を調達。われわれも飲み物を持ってトップデッキへ。船はアレキサンドリアからポトマック川をさかのぼってワシントンの中心部に向かってゆっくり進んでいく。
よく晴れた青空のきれいな日で、日差しは強くて暑かったのですが、船内のスピーカーから流れるスタンダード曲を聴きながら、まったりしてしまいました。
←こんな空でした
Someone to Watch Over Me , Over the Rainbow, S' Wonderful, Stardust, I left my heart in San Francisco, Harbor Light, Love is a Many Splendored Thing, Red Sails in the Sunset...
曲名でメロディが浮かぶ方なら、そのまったり感、おわかりいただけると思いますが、約2時間半のクルーズ、軽食とドリンクと、ときおり気楽なおしゃべりとくじ引きがあるくらいで、冷房の効いた船室にいたグループは仕事の情報交換に忙しい人たちもいたようですが、私たちと同じデッキにいた人たちは、のんびりした時間を楽しみました。
クルーズが終わって再びアレキサンドリアの町に戻った6時過ぎ、町はさらに賑わいを増して、人気のレストランやカフェのオープンエアのテーブルはすでに満席状態。おいしいレストランがたくさんあるこの町は、駐車スペースを探してのろのろ走るクルマで道路は渋滞、レストランを物色して歩く人たちで歩道もいっぱい。ワシントン郊外のおしゃれな町は、夜に向かってさらに賑わいを増していくようでした。船の上で軽食を食べてしまった私たちは、しばらくウインドウショッピングを楽しんでから帰りました。
こちらに来てから初めて、一日を本当にのんびり過ごした気がします。