大統領選のCMスタート

共和党の大統領候補がバラク・オバマに決まって、アメリカが夏休みモードに入り、数日前から選挙CMが始まっています。オバマ、マケインともに本人が政策方針を語るストレートなCMでまずはスタートしていますが、物議をかもしているCMがひとつオンエアされています。
赤ちゃんを抱いた若い母親が登場して 「ガソリンの高騰、失業率アップ、環境問題、ニュースを見るたびにこの子の将来が不安になるのだけど、マケインさん、イラクに100年いるって言っているけど、それにはこの子も対象なの?」と語るわけ。オバマの所属する民主党がやっているのかと思ったら、市民団体が流しているCMだそうです。
日曜日の朝のニュース番組で、「このCMはマケインに不利に働くと思わないか?」と聞かれたオバマ支持のアナリストが「誰にとっても得でも損でもない」と答えていました。そんなことはないはずですけど...
ちなみに「イラクに100年」発言は、「アメリカ軍は日本にもフィリピンにも何十年もいる。必要なら100年だっていることになる」みたいな発言をマケインはしているのですが、戦争状態を続けるという意図での発言ではなかったので、ちょっとかわいそうな取り上げられ方ですね。